「の」の字
「の」という字は筆をほぼ360度使う。
円を書くのと同じで真円が描けるようになれるだろうか。
書の上手い人は⚪️を書いても上手い。
展覧会出品
私の出品している展覧会が開催しています。
人は書道作品をどのような見方をするだろう。
ただきれいに書かれていますね。かな?
出来れば自分もこのように書いてみよう。という字に出合えたら良いと思います。
九成宮醴泉銘
書道をはじめて必ずといって出てくる題材?
初めて先輩方から見せられた拓本の本、当時はコロタイプ本だった。
すぐに好みの書体とは思えなかった。
表現してみると、
・縦長
・右上がり
・起筆小さく終筆に従って太く
・横画より縦画太く
・縦の内側直線に
・抑揚があまりない
・跳ねは短く鋭い
書いてみてこの単純な筆さばきと思える書体が美しく見えてくる。
不思議な書だ。
石碑
書家は、石碑を見てはいい字だなんて言ってしまう。
石碑を見ていることは、端から見ていても、変に思われないかもしれない。
ドラマや映画でも、主人公の後ろに掛かっている掛け軸に目がいってしまう。
人とはチョット違った目線なのかもしれない。
ペン
先輩から言われた言葉に、
「ペン字が上手くなりたければ小筆で色々な文字を練習しなさい。」
がある。
ペン字は、筆と同じ様に書くと綺麗に見える。
起筆、終筆だけでも一旦止めて書くだけで違ってみえる。
鉛筆でも、はねを表現できる。
万年筆は、筆圧をあまりかけずに。
筆ペンで筆圧の感覚をつかむ。
このごろ、サインペンでも同じことができる事がわかった。
筆に限らず色々な書き味があるはず。